2009
ボキューズ・ドール国際料理コンクール2009に向けて日本ボキューズ・ドール委員会新体制でスタート!
今年1月、フランス・リヨン「シラ国際外食産業見本市」のコンクール会場は大いに盛り上がりました。記念すべき20周年記念大会の「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」は、24カ国から出場した挑戦者達の戦場となり、白熱した闘いが繰り広げられられ、まさに歴史に残る大会となりました。
1987年1月24日にスタートした「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」は、次回第12回を迎えます。ボキューズ・ドールは、いまや世界中の料理人が優勝を夢見る、まさに最高級の料理コンクールとなりました。
日本ボキューズ・ドール委員会では、2007年大会より日本代表の強化トレーニングのシステムを構築し、フランス本選という厳しい環境で打ち勝つ技術力・精神力の向上をサポートしてまいりました。そして、日本代表、長谷川幸太郎シェフは日本人初の6位入賞を果たしました。
2009年に開催される「第12回ボキューズ・ドール国際料理コンクール」では、日本ボキューズ・ドール委員会としても、より上位入賞を目指し活動を開始いたします。日本国内予選の組織・運営、代表の選出、日本のフランス料理が持つ技術・色彩・味覚を最大限に発揮しながら、さらに代表が本選の場で、本領を発揮できるよう総合的サポートを行って参ります。
我々は、日本全国からの幅広い応募が、優秀な人材の発掘につながると考えます。一人でも多くの方々に、このコンクールの存在を知っていただき、国内予選に応募いただくことを望んでおります。また、代表者決定後は仏人コーチ(未定)をつけて、作品を創り上げるところから仕上げるところまできっちりと準備を重ね、丁寧にトレーニングを行える体制作りをしたいと考えております。
日本ボキューズ・ドール委員会は本年度から日本代表選手のより強力なサポートと料理界に「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」を理解浸透させるため、新しい組織を発足させました。この「日本ボキューズ・ドール・アカデミー」には、2001年大会以降の日本代表、および開催年の国内予選4位までの選手が所属いたします。実際にコンクールを体験した経験と、ボキューズ・ドールへの誇りを持つ彼らが、日本代表の細やかなサポートと、ボキューズ・ドールの日本での認知向上を目指したPRを行います。
日本ボキューズ・ドール委員会は、日本における“ボキューズ・ドール”のさらなる発展のために、精力的に活動してまいります。
現在、24カ国の本選出場枠には世界各国の新たな国々から参戦を希望する声が上がっており、ボキューズ・ドール国際委員会では、その要望に応えるべく、国内予選から本選までに地域予選を開催する方向で調整を始めています。(アジア:2008年春以降、ヨーロッパ:2008年7月開催予定)
日本は6位入賞という前回の成績により、地区予選免除を受けますが、2009年ボキューズ・ドール国際料理コンクールには、この地区予選をも勝ち抜いた競合が揃うはずです。
「さらに高まる世界水準の中で、日本としてどう戦うか」を追求し続けるためにも、日本国内予選へ、より多くの料理人の参戦を期待しております。