2011
第13回ボキューズ・ドール国際料理コンクール日本代表 中洲達郎シェフ トレーニング報告
第13回ボキューズ・ドール国際料理コンクール日本代表の軽井沢ホテルブレストンコート 中洲達郎シェフは、現在軽井沢にてトレーニングを行っています。本選の指定食材も決まり、料理ルセットの作成段階において、フランスよりコーチを務めるロミュアール・ファスネ氏(Romuald FASSENET ミシュラン1つ星レストラン“Château du Mont Joly”オーナーシェフ)が来日しました。なおファスネ氏は前回大会も日本代表のコーチとして手腕を発揮されています。
盛り付けをチェックするファスネ氏
試作中の中洲シェフ
トレーニング中には、ボキューズ・ドール2007日本代表の長谷川幸太郎シェフや2009日本代表の佐々木康二シェフも加わり、中洲シェフの心強いアドヴァイザーとして協力をいただいています。
ボキューズ・ドール2007日本代表 長谷川幸太郎シェフ(左)
ボキューズ・ドール2009日本代表 佐々木康二シェフ(右)
ファスネ氏は8月31日から9月8日までの9日間軽井沢ホテルブレストンコートに滞在し、中洲シェフの考えを基に自らも日本らしさを見出すべく、料理ルセットの完成に向けて精力的に活動していました。9月7日には日本ボキューズ・ドール委員会会長であり、本選審査委員の平松宏之氏をはじめ当アカデミー会員(歴代日本代表)も参加し、試食会が行われました。
平松宏之会長
ボキューズ・ドール2009日本代表 佐々木康二シェフ(右)
平松会長より料理のひとつ、ひとつにコメントをいただき、まだ細かな修正の必要はあるものの、これからのトレーニングの方向性が決まったことで、中洲シェフも今後さらに自信を深めて臨んでいくことでしょう。本選まであと4ヶ月、まだまだ中洲シェフの挑戦は続きます。皆様の温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
*平松宏之会長のコメント
「今回はコーチのファスネ氏に初来日していただき、作品のベースを固めることができました。フランス人から見た「日本らしさ」、ボキューズ・ドールへの心構えなど具体的にアドバイスをいただきました。中洲選手にとって非常に有意義な1週間であったことと思います。9月という早い段階で「味」としての方向性を決めることができました。これからさらに「中洲選手らしさ」を追及し、作品を作り上げ、仕上げていくことになります。残り4ヶ月間、表現者として、職人として、作品の精度を追求すべく見守っていきたいと思っています。」