NEWS

2015

ボキューズ・ドール アジアパシフィック大陸予選の報告会を開催

アジアパシフィック大陸予選で優勝した高山英紀シェフ、コミの糸井章太氏が帰国。7月17日に予選後はじめてスポンサー様に喜びの報告を行いました。

中国・上海で6月26日、27日の2日間にわたって開催されたアジア大陸予選で、優勝しフランス本選に弾みをつけた高山シェフ。日本チームの報告会が東京銀座のレストラン「アイコニック」にて行われました 。当日は、日本ボキューズ・ドール委員会の会長兼審査委員長の平松宏之氏(株式会社ひらまつ代表取締役社長)、運営顧問の辻芳樹氏(辻調理師専門学校校長)、アカデミー会員のメンバー(濱野氏、川端氏、浜田氏、佐々木氏、中洲氏)、スポンサー様、メディア関係者々が集まり、平松氏、辻氏より挨拶と今後の取り組みについての報告がありました。

平松委員長
「今回のアジア大会は今までと違いグレードの高い競技となり、フランス本選と同じ方式の魚料理(皿盛り)と肉料理(大皿盛り)を提供。その中で2位と40点の大差をつけて勝ち取ったこの優勝は誉れの高い事。委員会を代表して御礼を言いたい。今回の予選で10か国中5か国が本選に進める訳は、アジアにフランス料理を広げたい為に本選出場枠を増やしている。特に前回大会で3位に入賞した日本の影響は大きいが、今後成績が振るわないとその枠は減らされるかもしれない。そうならないように、日本はアジアを代表して本選でも好成績が求められていることを忘れてはならない。前回大会の3位に準ずる、もしくはそれ以上の成績を残してこそ、浜田シェフの功績が大きく残る。その頑張りを発揮するためにはスポンサー様の応援、ご協力をお願いしたいと思います

辻運営顧問
「このアジア大会を勝ち得たのも、ご協賛いただいているスポンサー様のおかげだ思っております。本当にありがとうございました。ただ高山シェフも分かっているとは思いますが、スタートラインに立っただけで、ここからが始まりです。高山さんは頑固な性格だと聞いておりますが、いい方向に、そして勝つために迷いのない気持ちで進んでもらいたい。まだ6ヶ月ありますが、金を取るつもりで頑張ってもらいたい。我々辻調グループは全面的にサポートしてまいります。

続いて日本代表 高山英紀シェフ(メゾン・ド・ジル芦屋 料理長)より挨拶がありました。「今回必ず1位を取らなければいけないプレッシャーの中優勝できたのは、皆様の多大なご支援、ご協力がなければなし得なかった。またアカデミーの前回大会3位の浜田シェフの意見を聞き、親交の深い佐々木シェフには深夜にわたるタイムトライアルに付き合っていただき、正直1人では絶対に戦えなかった。この結果が出せたことについて、良かったというよりはほっとしている。 またこの予選前にヨーロッパ予選を見に行くことができたが、自分の想像を超えたレベルの高い大会だった。この2つの予選の経験を生かし、日本のフランス料理の素晴らしさを表現し、フランス世界大会で表彰台を目指せるようなトレーニングをして、しっかり結果を残すことが目標」と、力強い決意が述べられました。

日本ボキューズ・ドールアカデミー代表として、2005年、2013年大会の日本代表 浜田統之氏(ホテルブレストンコート総料理長)から乾杯の発声で懇親会が始まり、高間やシェフを称えるすばらしい報告会になりました。

今後、2015年のフランス本選に向けて、日本ボキューズ・ドール委員会は、フランス本選で日本代表が頂点に立てるようサポート、活動を続けてまいります。今後とも、皆様の温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

日本ボキューズ・ドール委員会