去る3月25日、フランス・リヨンで1月27日と28日の2日間にわたって開催されたコンクール本選での日本チームの大健闘を表して、第12回ボキューズ・ドール国際料理コンクール報告会が東京銀座のレストラン「アイコニック」にて行われました 。
|
当日は、日本ボキューズ・ドール委員会審査員、アカデミーのメンバー、スポンサー臨席のもと、まず、欠席となった日本ボキューズ・ドール委員会会長兼審査委員長平松宏之氏(株式会社ひらまつ代表取締役社長)からのメッセージの代読があり、その中で「優勝常連国であるフランスと北欧諸国を目標に入念な準備を進めていました。しかしこれらの国も更に進化しており、前回にも増して非常にレベルの高い大会となり、残念ながらその壁を破ることはできませんでした。しかし、会場に集まった世界中の料理関係者から賞賛の声を多数いただき、日本が着実に力をつけてきていること、近い将来表彰台に立つ可能性を秘めている国であることを深く印象つけることができました」との総評が述べられました。
続いて日本代表 佐々木康二シェフ(株式会社神戸ポートピアホテル レストランアラン・シャペル)は以下のように述べました。「私は大会2日目に出場しました。優勝候補はすべて2日目に出場することもあり、当日は緊張でがちがちになると思っていましたが、驚くほど冷静に臨むことができました。魚料理に使うために準備していたソースのベースが見つからず、新たに作る、というハプニングもありましたが、それでも予定していたより30分も早く作業を進めることができ、これまでの最高の集中力と、自分の持てるすべての力と技を用い、最後まで全力で戦い抜くことができました。」
「今回、自分ひとりの力でできることは本当に限られている、ここまで来られたのは、スポンサー様、そして多くの関係者の方々からのご協力があったからだと深く感じました。24か国中8位という結果となりましたが、自分の実力すべてを出し切ったので後悔はしていません。日本代表に選ばれてから本選までの1年間は、私と、そしてアシスタントを務めてくれた高木恭平君にとってかけがえのない大きな財産になりました。今後は、自分の経験を次の日本代表に伝え、悲願の表彰台に向けて、日本ボキューズ・ドールをサポートしたいと思います。これからもどうぞ宜しくお願い致します。」
また、日本ボキューズ・ドールアカデミー代表として、前回2007年大会の日本代表 長谷川幸太郎氏(レストラン サンス・エ・サヴール料理長)から、映像によるコンクール本選や会場、表彰式の様子、上位3カ国(ノルウェー、スェーデン、フランス)の各肉・魚料理の説明、解説も行われました。
今後、2011年に向けて次なる日本代表を選出するための国内予選も始まります。また、来年3月には第2回ボキューズ・ドール・アジア大陸予選の開催が中国・上海で予定されています。
日本ボキューズ・ドール委員会は、リヨン本選で日本代表が頂点に立てるようサポート、活動を続けてまいります。今後とも、皆様の温かいご支援を賜れますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
|
ボキューズ・ドール2009 公式ホームページ (英文)
|
このページのトップ |
|