まもなく本選を迎える、第12回ボキューズ・ドール国際料理コンクールの日本代表佐々木康二シェフは、年が 明けた1月7日に最終トレーニングを行うため、辻調理師専門学校フランス校Château de l’Éclair(シャトー・ド・ レクレール)に再度入りトレーニングを開始しました。
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最終トレーニングでは「最終」の言葉に相応しく、調理器具や練習用のボックス、オーブン、
電熱器は本番と同じものを用意し、本番の制限時間と同じ時間内に課題をクリアするという
内容になります。従ってトレーニングというよりは、まさしくシミュレーションまたは模擬本番と
いう表現の方が相応しいかもしれません。
開催間近ということもあり、現地のメディアの取材も増えており、いくつもの取材を受けることからも注目度の高さが伺えます。 |
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そんな中、佐々木氏は1月17日に前号でご案内した、コーチであるロミュアール・ファスネ氏(ミシュラン1つ星レストラン”Château du Mont Joly”料理長)のレストランを1月11日から19日まで訪問し、最終チェックを受けました。17日は平松委員長も駆けつけ、最終チェックを受けました。この訪問は本番を間近に控えた中、貴重なアドバイスを頂けた最後のチャンスとなったようです。ここで頂いたアドバイスを基に各料理の味の微調整、料理の盛り付け方法を最終調整します。その作業はまさしく本番の開始時間を迎えるまで、血の滲むような努力を重ねて行きます。今後は24日に辻調理師専門学校フランス校に最後のトライアルを行い、本選に備えます。 |
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今回の最終トレーニングについて、佐々木シェフは以下のように述べています。
「今回の最終トレーニングでは、前回ファスネ氏から頂いたアドバイスや料理の方向性について、自分がどれだけ、その理想に近づけたかをチェック出来たよい機会となりました。微調整を続けながら、並行して毎日行うシミュレーション形式の練習の最終チェックも体に染み込ませ、自分のモノにしたいと考えています。今回、本当に皆様のサポートを頂き、感謝してもしきれません。私に出来ることは最後の最後まで決して妥協することなく、理想の形で課題をクリアし、サポート頂いている方々の期待に応えたいと思います。」
日本ボキューズ・ドール委員会は、開催が間近にせまった本選に向け全力で臨む佐々木シェフをサポートしてまいります。
なお本選のキッチンボックス及び競技日程は以下の通りです。
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各国の競技日程、キッチンボックスは 以下の通りです。 |
ボックス番号 |
競技日(1日目) |
競技日(2日目) |
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1月27日 |
1月28日 |
1 |
ブラジル |
ノルウェー |
2 |
フィンランド |
デンマーク |
3 |
英国 |
スペイン |
4 |
南アフリカ |
マレーシア |
5 |
オランダ |
日本 |
6 |
スイス |
アメリカ |
7 |
オーストラリア |
チェコ |
8 |
ルクセンブルグ |
カナダ |
9 |
韓国 |
シンガポール |
10 |
スウェーデン |
フランス |
11 |
ウルグアイ |
エストニア |
12 |
アイスランド |
メキシコ |
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8:50 |
前半12カ国の候補者競技開始(10分毎に各国の候補者が競技を順に開始します。)
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13:50 |
魚料理の試食開始(10分毎に各国の候補者の料理が順に試食されます。)
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14:25 |
肉料理の試食開始(10分毎に各国の候補者の料理が順に試食されます。)
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17:00 |
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18:00 |
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8:50 |
後半12カ国の候補者競技開始
(10分毎に各国の候補者が競技を順に開始します。) |
9:30 |
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13:30 |
魚料理の試食開始(10分毎に各国の候補者の料理が順に試食されます。) |
14:05 |
肉料理の試食開始(10分毎に各国の候補者の料理が順に試食されます。) |
14:30 |
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15:05 |
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16:40 |
当日の競技終了 |
16:40-17:40 |
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17:40 |
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今後も佐々木シェフの挑戦は続きます。
皆様の温かいご支援、ご協力を宜しくお願い致します。
ボキューズ・ドール2009 公式ホームページ (英文)
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